「七つの会議」を3回観ての感想。ネタバレなし。
初のブログだ、緊張する!
という私情は置いておいて。。。
原作池井戸潤。チーム福澤。
TBS日曜劇場の最強タッグといわれる制作陣で作られた映画
「七つの会議。」
3回観た私がレビューをしてみます。
まず出演者。
池井戸・福澤タッグ作のTBS日曜劇場が好きな方にはたまらないキャスティングでしたね。
「半沢直樹」からは、
香川照之(大和田常務役)・及川光博(渡真利役)・片岡愛之助(黒崎役)・北大路欣也(中野渡頭取役)・岡田浩輝(板橋役)・赤井英和(竹下役)・緋田康人(小木曽役)・須田邦裕(垣内役)
「下町ロケット」からは、
立川談春(殿村役)・土屋太鳳(佃利奈役)・小泉孝太郎(椎名役)・朝倉あき(加納役)・木下ほうか(水原役)・世良公則(貴船役)・春風亭昇太(柳井役)
「陸王」からは、
「ルーズヴェルトゲーム」からは、
池井戸潤作品ではないのですが。
「小さな巨人」から、
これは総結集といった感じ。笑。
そこに映画ならではの役者さんを加えてきました。
・野村萬斎
・鹿賀丈史
・橋爪功
・勝村政信
・吉田羊
もう豪華すぎて恐ろしいですよね。
登場人物全てが、誰しもがどこかで見た事ある有名役者ばかり。
それだけで
「あ!この人あのドラマで観たことある〜」
といった楽しみ方も出来ます。
また、それだけ有名な役者が出てるんだから、演技はもう、ね。
言うまでもなく素晴らしい。
こんな豪華なキャスティングは、映画じゃないとできないですよね。
そしてこんな豪華な方達の全力の演技を、あのでっかいスクリーンで迫力満点で観れるのは最高ですよね。
次に、映画ならではの役者配置。
例えば、香川照之さん。ドラマだと「半沢直樹」「ルーズヴェルトゲーム」でみられるように、ラスボスやナンバー2に君臨しています。常にトップに近い、偉い立ち位置ですね。
しかしこの映画。香川照之さんの上にも4人くらい上司がいるんですよね。笑
今回香川照之さんが演じるのは、
「東京健電」という電機メーカーの営業部長「北川」という役です。
あくまで部長なので彼の上に、
更にこの「東京健電」は「ゼノックス」という会社の子会社なのです。
なので当然その「東京健電」の社長よりも偉いゼノックス常務(鹿賀丈史)、そしてゼノックス社長(北大路欣也)が君臨しています。
錚々たるメンツですね。。。
これもまた映画じゃないとできない。。
この中でも鹿賀丈史さんの演技には驚きます。
堂々たる雰囲気、低い深みのある声で子会社の「東京健電」を威圧していくシーンは感銘を受けました。
という事で、出演者の魅力はこんなところですかね。いや、本当はもっとあるんですけど全部言い出してしまうと一生本編に入れない気がして。。映画のストーリーの紹介をする前にこんな長々と。。。申し訳ないです。笑
とにかく全員演技が凄かったんです!
唯一芸人から参加した藤森慎吾さんも、あの豪華役者陣の中でも引けを取らない演技でした!
さぁ、いよいよストーリーです。
先程、香川照之さんの役を紹介する際にもちょこっと説明したのですが、舞台は「東京健電」という「ゼノックス」の子会社電機メーカーです。
会社といってもいろんな部署がありますが、今回は営業部がテーマとなっています。
営業といえば、皆さんも「ノルマがきつい」「契約をとるために必死」みたいなイメージがあると思いますが、まさにそれを表現されてました。過剰なほどに。笑
それはもう冒頭1分ほどから行われる定例会議。これではっきりわかります。
しかしまぁ、これこそがこの映画の醍醐味なんですよね。
上司から飛び交う怒号。
そこから逃げれるように必死にノルマをこなす。
しかしこれが本当に働く事の正義なのか?
人生、生きるという事 = 働く という事なのか?
この映画のテーマはここにあります。
そしてそのテーマを役者さん達が全力で表現してくれていました。
その全力のメッセージ性が詰まったアツイ演技観たさに私はタイトルにある通り
「3回」も観てしまいました。笑
最後に、3回観て思ったことを簡潔に箇条書きで述べます。
・何回観ても、誰が観てもおもしろいし、勉強になる。
・生きるという事はなんなのか考えさせられる。
・とにかく役者が凄い。私的には野村萬斎さん、香川照之さん、鹿賀丈史さんが好み。
・エンドロールでのあのシーンのあの言葉は一生胸に刻み込もう。
・ドーナツ食いたい。
でした!
ストーリーにはあんまり触れてないレビューなので、ネタバレは皆無だったかな?
是非是非、劇場で!