星稜vs習志野のサイン盗み騒動について思うこと。
おはこんばんちは、私です。
春の訪れを感じると共に、センバツも盛大に盛り上がってますね。
この時期になるとまるでセンバツの勝利を祝うかのように、桜の開花が始まるのがたまらないなぁ、と思う今日この頃です。
さてさて、そんな中で今大会少し穏やかではない騒動が起こってますね。ま、穏やかな騒動なんて無いのですが(笑)
その騒動とは。ご存知かと思いますが、センバツ二回戦に3-1で習志野高校に敗れた星稜高校の監督が「習志野がサイン盗みをしている」と声を荒げ審判団、そして相手監督室にまで突撃し抗議した、一件です。
話題になっているので便乗して私も個人としての意見をここに記してみようと思います。
まず結論から言います。
サイン盗みはルール違反です。
野球人としてやってはいけません。
それ以上に良くないのが、
メディアという媒体を通してありもしない幻想を言うこと。
これは人としてしてはいけません。
サイン盗みの是非は当事者にしかわからないのが現実です。二塁ランナーの仕草が怪しいという風に見えたとしてもそれは単なる勘違いなのかもしれない。なら対策を立てれば良かった。確かめればよかった。
あの一戦について星稜監督はこのようにインタビューに答えています。負けた高校の監督が、まだセンバツで戦っている高校に対してこうもベラベラと真偽のわからない事について話すのもどうかと思いますが(笑)
https://www.google.co.jp/amp/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/16252821/
この記事にも書いてある通り、この監督によると一回戦の試合を観ていて気づいたようです。
それならWBCの日本対キューバ戦の城島のようにキャッチャーの構えとは逆の、サインとは逆の球を投げさせてみれば良かった。それで打者の反応をみれば簡単に盗んだかどうかなんてわかったはずです。なぜなら星稜には大会ナンバーワン投手の奥川がいたから。
制球も球威も変化球も優れている彼ならそれで反応をみればわかったはずです。しかし、しなかった。
そして審判団もサイン盗みという抗議を認めなかった。
どうも私には彼がありもしない幻想をみているようにしか思えないのです。
現に習志野は、サイン盗みをしていると抗議をされ、そういう目で見られながら戦ったが、2勝しました。そして決勝に進み、千葉県勢初のセンバツ制覇に王手をかけたんです。これは紛れもなく彼らの実力ではないのでしょうか。
とてもサイン盗みありきで戦ってるチームの実力、戦いぶりとは思えません。
星稜が負けた要因として、履正社という大会屈指の強敵を17奪三振完封という完璧な内容で封じ込めた達成感ゆえの気の緩みがチームのどこかに生じてたのではないかと思います。
これは本当に私個人の見解なので、その点はご承知いただきたいのですが星稜のあの監督はどこかに甘さがあると思います。。。
去年の夏に済美の劇的な大逆転を許してしまったこと、秋の神宮であと一歩のとこで優勝を札幌大谷に譲ってしまったこと。。。
そして今回、敗戦直後に相手監督に突撃し「サイン盗みをした」と抗議したこと。
これが私には「負けたのはサイン盗みをされたからだ」と言ってるようにしか思えません。
サインを盗まれてるという自覚があるのなら相手が何を狙ってくるかわかるはずです。
しかしそれをしなかった。
それが不思議でならないのです。
先程の記事にもある通りそこまで言い張るのなら確かめ確固たる証拠を掴めば良かった。そしてそれを逆手にとれば楽に勝てた。なぜなら「サインを盗まれてるなら相手が何を狙ってるか容易にわかるから。」
そして試合後の監督インタビューで
「相手にどうやらサインを盗まれていたようなのでいざという場面で裏をかきました。」
とでも言えば、試合には勝てたしサイン盗みについて高野連にも真剣に対策を考えてもらえる良いきっかけになったでしょう。
結果的に試合は接戦、まして星稜はリードしている展開。好投手奥川が、相手のサイン盗みを裏をついて投げればそのまま逃げ切れたでしょう。
それをしなかった時点でサイン盗みという事実はこじつけとしか思えませんでした。。。
最後に。
繰り返すようですが、サイン盗みはルール上禁止されてます。絶対にしてはいけません。
それ以上にしてはいけないのが確信のない、真偽のわからない情報をメディアに流し混乱を招くこと。
監督室に突撃し、声を荒げ抗議などという事をしなければここまでの大騒ぎにならなかったと思います。一度流れた情報を覆すのは容易ではありません。
ここまで大騒ぎしといて結局習志野はサイン盗みをしていなかったらどうするつもりなんでしょうか?
しかしその答えは誰にもわからない。習志野はサイン盗みをしていたかもしれないし、したかもしれない。
こういうのは確固たる証拠がなければ言ったもん勝ちなんです。
今やアマチュアスポーツとは思えないくらいの人気度、注目度となった高校野球。
そこに携わる人間として、一つ一つの言動には注意していってもらいたいです。
そして習志野には正々堂々戦って優勝し、
「サイン盗みなんて事実はない。実力での勝利だ」と証明してもらいたいです!